ども、くろっくです。
僕は、365日をビジネスホテルで生活しています。
この記事を書いてるのは2019/9/16。
2017/01/17よりホテル生活を始めたので、もうすぐ3年が経過します。
世に言うアドレスホッパーというヤツですね。
そんな僕が、ホテルチェーン系列をうまく使い分ける方法について書いてみます。
大手の系列はいろいろありますが、ホテルによってそれぞれ特徴があります。
都市部に宿泊するか?地方に宿泊するのか?
数日での短期か?2~6週にわたる長期か?
平日か?土曜日か?
それぞれの文脈によって「〇〇に泊まるのがベストである」という解答は違ってきます。
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まずは5つの系列をざっくりと比較
料金=◎・朝食=△
ポイント制度=◎・ベッド=高反発
・総合的に最も安い。(そのぶん予約は若干取りづらい)
・特に土曜や連休中は"相対的に見て"ダントツで安い。
・10P貯まると1泊無料。(1泊につき1P・毎月10日は2P)
・宿泊費の高い都内であっても「10Pで1泊無料」なので、都内宿泊に備えてポイントを貯めておくのが良い。
・同じ部屋の連泊は最大7泊まで。ゆえに長期滞在には不向き。
料金=◎・朝食=〇
ポイント制度=△・ベッド=やや低反発
・東横インよりはやや高いものの、宿泊費は安い。
・コストパフォーマンスにおいて最も秀でている。(僕の主観だが)
・GOLD会員ならば朝11時からチェックイン可能。
・予約で込み合う日であってもGOLD会員用に「最後の1室」を残してくれる。そのため部屋が確保しづらい時にも重宝できる。
・無料コーヒーが尋常でなく美味い
料金=×~〇・朝食=有料
ポイント制度=〇・ベッド=低反発
・曜日やシーズンによって宿泊料金は大きく変動する。
・特に土曜日は尋常でなく高い。1泊2万越えも。
・ただし日曜&月曜&火曜は安い傾向にある。
・たとえ都内であっても日曜&月曜ならば4,900円で泊まれることも多い。
料金=×~◎・朝食=有料
ポイント制度=×・ベッド=やや高反発
・ホテルチェーンの中では高級感を売りにしている。
・単泊での料金は高い。
・マンスリープランを使えば非常に安く泊まれる。(実質機能する店舗は36/82)
・そのため長期滞在には最も適している。
・大浴場&サウナ付き。
料金=△~◎・朝食=◎
ポイント制度=〇・ベッド=低反発
・無料朝食のレベルが高い。質&量ともに申し分なし。
・ホテルの機能性が強調されているぶん、単泊の料金は若干高め。
・マンスリープランを使えば非常に安く泊まれる。
・ただしマンスリーが機能する店舗は22/138と少ない。その22店舗でも30日確保するのはハードルは高い。
・大浴場があるが狭い。
これより先は、もう少し具体的に5つの各チェーンの補足説明していきます。
①東横イン
最も安いのは東横インです。
まずポイント制度が充実しています。
1泊につき1Pが付与され「10Pで1泊無料」です。(毎月10日なら2P付与)
肝心なのは、宿泊費の高い東京であっても「10Pで1泊無料」が適用されること。
「10Pの価値=6000円」と安く見積もっても「1Pの価値=600円」。
見方によっては「1泊ごとに600円キャッシュバックされる」とも言えます。
このポイント付与により、ただでさえ安い料金がさらに安くなるわけです。
1泊/1P(≒600円)付与→実質1泊/3600円
10日ならば2P(≒1200円)付与→実質1泊/3000円
そして、特筆すべきは土曜日や大型連休の宿泊費の安さです。
普通のホテルであれば「土曜日=平日の1.5~2.0倍の料金」「GWなどの大型連休=平日の2.0~4.0倍の料金」ぐらいになります。
しかし東横インは土曜日だろうと平日と料金は変わりません。
大型連休に至ってはなぜか日曜料金が適用されるので寧ろ平日よりも安くなる始末ですw
まあ安いのは有難い。
ですが、そのぶん土曜日の予約は取りづらいというデメリットがあります。
だから土曜日に予約の空白ができがちになるので、まとまった長期期間の確保にはハードルがあります。
加えて同じ部屋には最大で7泊までしか泊まれないので、東横インは短期滞在にはうってつけだが長期滞在には不向きであると言えます。
加えて、東横インは「朝食無料」と謳ってますが・・・
店舗の7割は犬のエサのような軽食しか出てきません。
しかも席数も少ないので「座れない」なんて店舗も多く、立って待たされてる人も見受けられます。
朝食に関しては最初から期待しない方が良いでしょう。
もちろん残り3割の店舗は「ちゃんとした朝食」が出てきます。(水戸・宇都宮・札幌北口など)
②コンフォートホテル
僕が最も推しているのは、このコンフォートホテルです。
まずは「必ずメール会員になって公式HPから予約する」を徹底してください。
メール会員は1泊/200円が割引されます。
5泊なら1000円割引、10泊なら2000円割引になるので圧倒的にオトクです。
そして公式HP経由で年間60000円の宿泊支払いを達成するとGOLD会員に昇格します。
【GOLD会員のメリット】
・朝11時からチェックイン可能
・1泊につき「180mlビールorカロリーメイトorリポD」がもらえる
・予約が殺到する日は最後の1室を残しておいてもらえる
ホテル生活者にとっては「最後の1室」は非常に心強い。
直前で予定を変更して「やはりもう1泊」と思って翌日の予約を試みても、
「そもそも明日は空いてない....」という展開は非常に多いわけです。
その点コンフォートホテルはGOLD会員用に最後の枠を残してくれるわけです。
そうすると「今後の予定が定まってないならコンフォートにとりあえず泊まろう」とできますからね~。
直前ギリギリでも予約できる可能性が高いので、無駄な部屋移動なんかも避けられるわけだし。
加えて、宿泊料金も東横インとほぼ変わらないです。(ただし東横インはポイント付与がある)
もちろん土曜日だけはコンフォートも値上げするので高くなります。
しかし平日&日曜に関しては「むしろコンフォートのほうが東横インより安い!」という地域も非常に多いです。(特に日月火)
なので土曜や10日が絡まないのならば、コンフォートホテルに泊まった方が良いと思います。
東横インのポイント付与を考慮しても「質の高いコンフォートホテルに泊まった方がお得じゃないか!」ということになりますからね~。
質と言えば、 コンフォートは本当に質も高いんですよね。
部屋は非常に明るくて落ち着く。
無料のコーヒーも尋常でなく美味い。
加えて、ここのデスクとチェアはPC作業などをしやすい高さのように感じてます。(人によるが)
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③ アパホテル
まずアパホテルの「部屋の質」に関してですが....店舗によってピンキリなんですよね。
非常に快適な部屋を提供してくれる店舗もある一方で、「ちょっと年季が入ってて古いかな~」なんて店舗もあります。
全ての当たり外れを考慮して総合的に考えると.....
コンフォート>>>>東横イン>>アパホテル、になっちゃうかな~。
ただしアパホテルはポイント制度は充実しています。
宿泊料金の10%がポイントとしてキャッシュバックされて、5000P貯まれば現金5000円が受け取れます。
アパホテルの最大の特徴としては、曜日やシーズンによって大きく価格が変動すること。
まず日月火に関しては非常に安い傾向にあります。
都内の千代田区や文京区であっても4,900~5,900円ぐらいで泊まれる店舗も多いです。
したがって「東京大阪京都」の「日月火」に泊まるならば、アパホテルが最も良いです。
ヤバイのは土曜日や大型連休です。
どのアパ店舗もガッツリ値上げしてきます。地方であっても1泊/2万オーバーの土曜日なんての良くあります。
なので土曜日や大型連休は「事実上アパには泊まれない」という解釈で良いでしょう。
水木金に関しては地域によって大きく違ってきます。
「日月火=水木金」という料金の地域もある一方で、「日月火<<<水木金<<土」ぐらいの地域もあります。
はたまた「日月火<<<<<<水木金<土」なんてのもあります。
このアパホテルの経営方法に関しては批判もあるようです。
しかし僕としては「これこそが正しいビジネスの在り方だよな~」なんて思います。
このように市場の需要に応じて価格を変動させる戦術をダイナミックプライシングと呼ぶみたいです。
今後は、ホテル業界に限らず、アパホテル方式(ダイナミックプライシング)を真似る企業が数多く出てくるでしょう。
④ ドーミーイン
ドーミーインは「高級感」を売りにしているホテルチェーンです。
そのため基本的な単泊料金は高いです。
その反面、マンスリープランを使えば非常に安く宿泊できます。
1か月にわたり高級感漂うホテルに住めるわけです。
(郡山=1泊/4,200円・富山=1泊/3,900円・甲府=1泊/5,000円など)
「ドーミーイン × マンスリー」こそが理想形かもしれません。
ただしマンスリーが使用できる店舗は36/82店舗と限られています。
具体的な店舗情報に関しては下リンクの記事にてまとめてるので御覧ください。
やはり高級感を売りにしてるだけあってホテルの質は非常に高いです。
部屋は普通のホテルよりも面積があります。
大浴場&サウナもあってこれまた広い。
ただし個人的に気になる事も。
ちょっとデスクが低すぎるかな~と。
PCとか使ってても普段よりも手の位置とか低くなります。
youtubeとか見てても首の角度とかが下がります。
「腰とか首とか痛めてる人にとってはこのデスクは厳しいかな~」なんて思います。
せっかくの超優良ホテルなのに、なんか勿体ない気がしますね。
⑤ スーパーホテル
スーパーホテルは「機能性」が強調されているホテルです。
枕なんかも何種類もあり、ベッドの寝心地には相当に力を入れているようです。
とりわけ無料朝食は本当に素晴らしい!
料理の質も高いうえに、量や種類も豊富です。
そして、スーパーホテルにもポイントカードが存在します。
1泊につき1P付与。(マンスリーは除く)
5P貯まれば次回チェックイン時に3000円キャッシュバックです。
ただし、有効期限が翌年の3/31までなので注意してください。
あくまでキャッシュバックが貰えるのは「次回チェックイン時」です。
すなわち、3/31までにチェックインを果たさければ貯めたポイントは無意味になります。
東横インやアパホテルならば必ずキャッシュバックを受け取れます。
しかしスーパーホテルは100%受け取れるとは限らないので注意してください。
お値段に関しては、東横インやコンフォートと比較するとやや高めです。
ただし、スーパーホテルでもマンスリープランを使えば非常に安くなります。
(松山=1泊/4,570円・中津=1泊/4,000円)
ただしマンスリーが使える店舗は少なく22/138店舗です。年々減ってきています。
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まとめ
これらを総合すると・・・
・東京大阪京都 × 短期(2~8日)
日月火はアパホテルが安い。
水木金土は東横インにて貯めたポイントを使うのがベスト。(特に土曜は東横インを確保したい)
特に東横インのポイントが無ければコンフォートホテルでも良い。
・東京大阪京都 × 長期(2~6週)
値段以前にそもそも部屋を長期確保するのが難しい。
いっそマンスリーマンションを借りるのがベストかも。
・地方都市 × 長期(2~6週)
ドーミーインもしくはスーパーホテルのマンスリーを確保できるのがベスト。
2~3週ならばコンフォートホテルがベスト。(直前であってもGOLD会員ならば部屋も長期で確保しやすい)
東横インは長期滞在には不向き。(安いぶん予約も多いために直前予約だと部屋を長期確保しづらく、そのうえ同部屋に最大7泊しかできないので部屋移動が面倒だからである)
総合的に見ると、コンフォートホテルが最もオススメです。
では、ここらへんで。